2009年11月1日日曜日

連載コラム143 from 東京

いい加減に書いてるようで考えてるというか、私情を入れたくないというのはあるね。というより、私 情が入るスキないと思うよ。背後霊を信じきってすべて任せるつもりというか、どれだけ私情が抜ける
かが勝負だと思ってるわけ。個人的に好きだとか、嫌いだとか、そういうものは、これまで一切書いて
ないと思うけどね。

気に障るかもしれないけど、ついに野村さんやめて、いよいよ野球も他のスポーツと同じものになりつ
つあるのかな。福盛を褒め上げてなかったのが、後悔だな。あんな負け方したら、次どうやっても勝て
ないというのは、わかる。広岡さんも、巨人とのシリーズで、3勝2敗で追い込まれて、選手を集めて
催眠術にかけるというか、田淵も、監督の話を聞いてると、劣勢でもほんとに勝てるような気になって
くるといってたけど、あれじゃ催眠術にかかりようなかったんじゃないかな。

清原の監督業も見てみたいけど、存在感が強すぎるというか、親分肌だけど、怒ったらシャレにならな
いだろう(笑)ベンチに清原が座ってるだけで気になってしょうがないというか。土橋さんとか、大沢
親分も、身内の選手を蹴り上げてたけど、清原がやったら二度と立ち上がれないんじゃないかな。

古田なんかも、選手件監督なんかやったけど、王がいうには、野球人生で後悔したというのはあまりな
いけど、唯一あげるとすれば、選手を引退してそのまま助監督を引き受けてしまったことだったといっ
てた。一度、やめて外から野球を見つめなおしたかったんだと。

大沢さんも走り方みてると、まだ足がよくないのかと思うけど、ヤンキースに残れそうだな・・僕とし
ては、城島と阪神でやっても面白いと思うけど。

もし、これまでに誰かを好きだとか、嫌いだとかここでいってたとしたら、嘘なんでね。ギャル曽根さ
んも、西尾アナとか、馬場アナ、松尾アナとか、好きと思ったら大間違いだから。からかってるわけじ
ゃないけど、向こうだって、僕と会えば、嫌いになるだろう。お互い大人なわけだから、会ったことも
ない人を好きになれるはずないということはわかってる。

11,2年前に、現場仕事で休憩所に置いてあった週刊誌の表紙に写真が載ってた女の子を見て、「こ
の子とならうまくいきそう」なんていって、笑ってもらったけどね。それがたぶん米倉良子だったみた
いで、いま思えば、その判断も間違ってた。

これまでほとんど嘘かと思ってる人もいるだろうけど、そういう意味では全部フィクションなんでね。
ほんとに大事なことは本人に直接いうんでね。野球の監督だって、ほんとに大事なことは選手に直接い
うわけで、マスコミを介在させて遠まわしにいったりしないだろう(笑)

まあ、ここで書いてあるようなことが、どうでもいい本音とまではいわないけど、いかにちっぽけな本
音かを知ってる人が、この世にひとりだけいる・・

それと、みのさんがイチローにいってた悪口は、うちの父親もいってた(笑)意外と感覚が似てるとい
うか、これをいうと身内の悪口を言ってるような気になって、言えないというものもある。

僕は、思われてるほど、世間のことに疎いからね。昔の週刊誌の記事を拾って書いても、自分でも、端
から嘘だと思いながら拾い上げて書いてるわけだから、心配しなくていい。

芸能人も、意外と心配性というか、僕が、週刊誌に書いてあることが、みんなほんとだと思ってると思
ってるわけだろう?

大体、スタローンが、「これが欲しかったんだぜ」なんて女を指差しながら叫ぶはずがない(笑)この
記事について語り合ったときは、爆笑したけどね。確かに、スタローンは、過去もあるし、マッチョで
精力絶倫的なイメージもあるけど、「田中邦衛がそんなこといったら、もっと面白い」なんておまけつ
きで話してたな。例の口元ゆがめながら・・田中邦衛は北海道の朴訥なイメージがあっただけに。

やっぱり、僕も人間がおかしくなってるというか、人間失格とおもうね。わるいお笑いブームの影響、
もろに受けて育った世代だから。

さんまも、谷村さんとテニスやって、谷村さんが、頭に鉢巻まいてて、「向こうのコートでUFOが動いて
るみたいでやりにくいさかい」とかいって、一人で爆笑してたわけだろ。それで、谷村さんが、「さん
まちゃん、そんなこと言っちゃ、ダメダメ。テニスは紳士のスポーツ」って説教された。

ああいうお笑いの流れで善悪の観念を、完全に壊されたというか・・子供っていうのは、教わらなくと
も、ウルトラマンとか、仮面ライダー見て、正義が勝つことを喜ぶ感覚を持ってる。もし、悪玉にウル
トラマンが負けたら、泣くんじゃないかな。そこでブラックデビルとか、たけちゃんマンなんかが出て
、強気を助け、弱きを挫くという主題歌が流れた。そういう自然の健全なモノサシが、ああいう人たち
に壊されたというか。お金は稼いでも、罪はあるんじゃないですか?神様のこと、全然、怖くないです
か?

ニコラスケージが孤独な殺し屋を演じてる映画も、殺し屋が、心の美しい聾唖の女性と出会って、善悪
の感覚に目覚めていく。金さえもらえば、殺す相手の素性などかまわず、シビアに殺していく殺人マシ
ンだったんだけど、渡辺篤郎さんも、そういう役やるのかな?

心の美しい彼女と出会ってから、殺す人間によって感情が動くようになってしまい、冷静になれず、ボ
ロを出すようになってしまう。オーソドックスといえばオーソドックスな映画だけど、もの悲しい雰囲
気で、なかなか美しい映画だった。渡辺謙さんも、意外と悪味のかかったヒーロー似合いそうですね。
ただ、そういう心のニュアンスのことが柱になって描かれてるんだろうけど、鈍った現代人は、ここで
解説してもらわないと気づかないんじゃないかな・・

こういう類の女というのは、自分を守るために嘘をつくのではなく、人を守るために嘘をつく。

ストーカー扱いされてるみたいだけど、ぜんぜん表と裏で違うことが起きてるようなのが鈍い僕でも、
うっすら見えてきた(笑)だから、そういう類の女がいってることを真に受けないほうがいい(笑)人
を守るために、なにをするかわからない男みたいな女だから・・

たけしが、アダルトサイトを見ようとしたら、ロシアのサーバにつながれてて、高額な請求がきたらし
いけどね。メグライアンだったっけ?昔のヌード写真が、やっぱりロシアから流されてて、どうしよう
もないわけだろう。嘘とか誇張が、ウィルスみたいに広がっていくようになったからね。昔は、せいぜ
い、村の中だけですんだけど、いまは世界中に広がっていく。

警察も、大変と思うよ。昔は犯罪者というと、頭が悪いやつと相場が決まってたけど、いまは、株式操
作とか、ネット犯罪とか、複雑な犯罪がたくさん出てきてるだろう。

僕は、こうみえて自分の判断を一切信用してないから(笑)人間が頭で考えることは、長い目で見たら
、ほとんど間違ってると思ってるからね。特に、私情が入るとそうなってくると思うよ。

はじめから、こういうことをやろうと思ったわけじゃないし、野球選手が野球選手になることを夢見て
実現しなければ、ショックもあるだろうけど、僕はそういう類じゃない。勝手に人が夢をつくって、目
指すように指図してきて、いざそっちへ行こうと思うと突き放してくる(笑)

夢だって、生まれてから50くらい変わってるんじゃないかな。まあ、いまの夢は、神の奴隷になりき
ることかな。ただ、目標もなく無造作にいろんな本読んだり、映画見たりして、どうこうというのはプ
ロ級にわかるのかなとは思うけどね。いい右脳レベルの作品じゃないと面白くなくなったというか、そ
ういう変わった体質になってしまっているから、自然に左脳レベルのものは、はじいていくようなコン
ピューター人間というのかな。コリンウィルソンも、超一流の科学者ほど、右脳型というか、直感を重
視するんだと。

だけど、レベルが高い低いというのも、小さいというか、子供には子供の喜びがあるし、実際、僕が子
供の頃に海川に遊びに行って、ときどき母親がひとりで本読んだりしてると、それだけで寂しい気持ち
になったからね。子供っていうのは、やっぱりみんなで一緒に笑ってるのが幸せなわけだから。

いまの僕は、そういうのが、あまり幸せと思えないんだな(泣)そういう幸せを得てきたようだから、
結果的にそうなったんだろうけど。フレージャーが、「アリは、俺の猛烈なパンチを何発も見舞ったお
かげで人間でなくなっちまった」なんてインタビューしてたけど、そういう感じというか、普通の人間
じゃなくなってるという自覚はある。

この前も、たまたま入った古本屋で「解脱の真理」って本をみつけて、絶版の本なんだけど700円く
らいで売ってて、ネットだとみんな4000円以上で、俺って運がいいなと思ったり、アトランス人ト
ートなんて人が書いた世界最古の本なんていうのが、性にあったり。

だから、これもただのブログでいいんじゃないの?メグライアンだったか、アマチュアのブログには興
味ない。私はプロのカウンセラーと話したいだけといってたけど、プロのカウンセラーっていうのは意
外と少ないと思うよ。メグライアンあたりだと、まだまだ感じ取れないかもしれないけど。

そういう類の仕事というのは、他の仕事の年収に合わせようとすれば、詐欺的になってくることも少な
くないだろうから。ほんとに四六時中、人間のことばっかり考えてるというか、普通の人は、有名人に
会いたいとか、友達や彼女と話していたいとなるだろうけど、そういう類のプロは精神病の人間が悪霊
に取り付かれるケースがあるといわれたら、ほんとにそれを確かめるために会って徹底的に調べたくな
るというような類の人だろう。

コリンウィルソンにも、ずっと人間のことばかり考えてたという本があるけど、そういう人だったら、
環境とかあまり関係ないわけでね。道をはずれてくるほど、よけいなものがほしくなってくるんだろう


伸介は、高校時代、ふとしたことでクラスメイトを爆笑させたことで、その味にはまったらしいけど、
僕は、爆笑してもらっても、そんなに嬉しくない。

山田洋次さんも、現代は受験勉強ばかりで、人間を知らないといってたけど、映画界にすすむのも、ブ
ランド志向というか、かっこういいというような感覚で進むのが、多いんじゃないかな。クリエイティ
ブな仕事というのは、格好いいという稚拙な感覚が・・。若いうちはしょうがない面もあるけど。アマ
チュア映画の学生たちのグループと話したことがあったけど、どうもそういうものを強く感じた。腹の
底から人間に興味があるというより・・長島さんでいえば、スパイクをガツンと大地にっていうような
感覚が欲しい・・

コラムニスト●
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森田益郎

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