2010年6月1日火曜日

連載コラム157 from 東京

どこでなにをしゃべっても、ツイッターという感じの人がいるね。ツイッターやネット使う必要ないというか、天から監視されてるというか、まるで執行猶予判決を天の裁判官から受けて、地球に野放しにされながら観察処分を受けてるという。

報道の番組でもやってた。ああいう保護監察官は、ボランティアらしいけど、立派な女性がいるもんですね。ああいうのは、私心があると、だめだろうし、あんまりきれいな人とかでも、別の意味で駄目なんだろうね。人選が難しいというか・・

自由に生きようと思い、自由に近づいたと思ってたら、どんどん自由でなくなっていくという(笑)まあ、三十代になってから、しょせん、操り人形だって気づいたけどね。

結局、人間は、自由にしゃべれないようにできてるということなのかな・・当然、時と場合によって、人によって、話を変えたりする傾向は誰でもあると思うけど、あるところで話してた冗談を違うところで話されたら、状況によって、こうなるのかって思うね。ものすごく小さいと思ってたことが、大きくとらえられたり・・

いろいろな世界の本音とか、見てきたけど、本音にも、いろんな世界がある。下品な本音、上品な本音・・本音の伝道という番組もあったけど、やっぱり、人によって面白いと思う本音も違うだろうし、自分をだめにする本音とか、魂にはたらきかける本音とか、いろいろあると思うね。愚痴と本音との違いなんていうのも、哲学者は考えてみてもいいかもね。

本音というのは、話してないと自分でもわからなくなってくる面もあるね。自分の腹の中がわからなくなるというか。そうなると、記憶違いも多くなってくるだろうし。だから、たった一人でも、自分を完璧に隠さずにすむ本音を話せる人がいれば、○○されないというか・・まあ、○○という言葉は悪いけどね。そういうなにからなにまであう人って、意外と少ないんじゃないかな。

たとえば、アイドルとか、女優とかテレビでみて、あの子いいねとかって、こちらがわの世界では気軽に話したりするでしょう。そういうのが伝わり方によっては、まずくなるというのがわかってきたというか。実際、いいね、いいねって間抜けな顔でいってるときは、本音なわけでね。鼻くそほじって間抜けな顔でいってるときは、大体、本音と思っていい。

だけど、ツイッターで書いたことが本人に伝わることもまれだろうけど、ツイッターつかわないつぶやきが、むこうの世界の人に伝わるなんてことはありえないんでね(笑)そういうものまでが伝わるとなると、考えないといけないですね。気にしすぎかもれないけど、気軽にいったことが、心をもてあそぶとか、そういう領域に入ってしまうこともあるのかな・・

普通は、結果とかなにも考えないでいってるわけだから。広○がいいとか、菅○がいいとか、黒○さんもいいなとかいっても、相手にしてくれっこないからこそ、いいっていうのもあるんでね。ネットで、そういう類のことつぶやいてるのは、5万といるわけでしょう。僕だって、冷静にみれば、ちょっと高尚なオタっキーってだけでね。

まあ、飲み屋なんかで、そういう類の話をしてて、たまたま、本人が入ってきて、話しを聞いてしまったというような感じになるのかな。そういうのは聞きたい人もいるだろうし、聞きたくない人もいるだろうね。

スマップとかは、そういえば、あのうた、あのひとがあの場所でカラオケでうたってたな・・とか、そういう感覚がいいというかな・・。そういう利用の仕方が好きというか(笑)

こういうへんな現象の数々を見て、僕のいってきたことを信じなかった方々も、ちょっとは信じる気になったんじゃないかな(笑)隣のいすに愛読本を出してる出版社で働いてた人が偶然座ってたとか・・まあ、覚えてないだろうけど。

サッカーも、ワールドカップになるとさすがに、見たくなるね。サッカーファンでなくとも・・川口さんも、やせたんですかね??開催地が南アフリカというのも、興味を注がれるというか。野人向けなんじゃないかな。サッカーに岡野さんと思うけど、野人といわれる人がいました。カズさんがでれば、僕の頭の中の妄想ドラマとしても最高だったけどね。まあ、生いきなくらいのガッツある若者と、労とれが、うまく溶け合えばいいのかな、なんて思ったりするね。

一種類のスポーツにあれだけ、いろんな国が参加して、盛り上がるものもないだろうからね。これまでの歴史をみると、南米のチームが強いのかな??イギリス、フランスとかヨーロッパの強豪にしても、南米の選手がいたりとか・・くわしくは知らないけど。やっぱり、雪国とかは、そんなに強くないのかな。雪のグランドで練習したら、足腰が鍛え上げられて、強くなりそうとか、ろくにサッカーやったことない人間は簡単に思っちゃうけどね。やったことない人間は、なんでも強気に言えちゃんだな。

吉幾三さんも、雪国なんて売れないって、金昌男さんじゃなくて千昌男さんに言われたらしいですね。

メジャーも南米の選手が増えてきて、勢力図も変わったようですね。高校野球でも、僕が若いころは、雪国は練習できないとかで、甲子園で優勝できなかったですけどね。野球の球は、雪の上じゃどうしようもないからね。最近は、北海道のチームが優勝したり、室内の練習場なんかのせいなのかな。

ロッキー4だったか、ロシア最強のボクサーとロッキーが戦うんだけど、ロシアのボクサーは、科学的なトレーニングで、最強になって、ロッキーは、原始的な練習にこだわって、そのボクサーに勝つんだな。当時も、アメリカの方が科学に進んでたと思うけど、そういう原始的なものへの憧れというか、そういうものが格好いいという感覚もアメリカにあるんだろうね。

星野さんも、昔の練習を馬鹿にしちゃいかんといってたけどね。

ボクシングでも、メキシコの選手が強いのは、高地で練習するからって聞いたことがある。迷信かもしれないけど。高地だと息切れしやすいから、スタミナがつくって。

トルストイがいってるけど、童話などに、文学の進化の余地があるという。あの人は、難しいことを、いかに間単にいうかにこだわってたみたいですね。大人も読める童話というのかな。そういう意味での童話の位置づけというのは大きいといってた。寸分形式で、短く大事なことを伝えるというか。

実際、トルストイの童話というのは、いろいろ人生教訓が入ってるし、僕などは、面白いと思うけど、いまの時代には合わないかもしれない。宗教臭が強いからね。懸賞とか出したりしたけど、そう甘くないと思ってるしね。ただ、まわりがおおげさに騒ぎすぎてるような気がしますね(笑)ただ、えらそうに聞こえるかもしれないけど、僕にしか書けないようなものもあるんじゃないかって、思ったりもした。技術的なことはわからないけど。ただ、時代に合わないだろうなとも思ったし。

まんが日本昔話とか、世界昔話とか、テレビでやってたけど、子供のころ、おもしろがって見てましたね。ああいうものに、意外と教訓とか知恵が入ってるようですね。

ドストエフスキーも、トルストイも、○○が入ってるというかな。平和すぎる人生には、ああいう作品のねばっこさはうんざりさせられるようなものがある。だけど、そういうものの方が、リアリズムのようにも思えるというか、単に目をそむけてるだけのような気がする。○○と○○だけというのは、片手落ちというのかな。誰だって、○○なんて見たくないですけどね。ロシアというのは、○○を凝視するような思想家が、ぼつぼつ出ますね。やっぱり寒さというか、厳しい環境にも原因があるのかな。

宮崎県も大変な状況というか、当事者じゃなきゃわからないような、部外者が軽々しく取り上げられないものがありますね。

ロシアのグルジェフの子供の頃も、おとうさんが牧場をやってて、家畜が伝染病にやられて、全滅にあったらしい。ナスレッデンという宗教家で、笑い話をたくさんつくった人がいて、その人の話をつねにおとうさんから聞かされていて、一家くじけずにすすんでいったという逸話がありますね。


コラムニスト●
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森田益郎

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