2010年5月23日日曜日

連載コラム156 from 東京

長谷川穂積の試合も、はじめてみたら、負けちゃったな。こういうパターンも多いというか、半分くらいだね。

見たといっても、二試合あるから、長谷川が後だろうと思って、八時すぎにテレビつけた。まだはじまんないのかとか思って、ほかのチャンネルちらちらみたりして、まだかまだかと思ってたら、もう終ってて、あれと思ったら、録画でやりはじめて、それを見たわけだけど。

さすがに、スピードも速いし、朦朧としながらも倒れないのも、さすがだったね。

好青年というか、日本のボクサーでは珍しいんじゃないかな。内藤は、田舎での朴訥な感じだけど。また、こんな言い方すると怒られるだろうけど・・ 長谷川は、輪島さんとか、渡嘉敷さんあたりとは、違う感じがするね(笑)ボクシングを引退しても、体育の先生とか教育者的なものも担えそうというか・・あくまで、感じだけどね・・みなさんも、見た目と、中身は違うって、講釈たれるのが好きらしいから。

竹原さんなんかは、俺が俺がっていう気持ちが、かなり強そうですね。

日本のボクサーというかスポーツ選手にも、アリみたいなのが出てくると、面白いけどね。スポーツの枠を越えて弁も立つという。本業の実力も保ちつつ、講釈も垂れるというのは、相当なことだろうね。王さんなんかは、若い頃から一見識持ってて読売の社員に訓示をたれてたらしいけど。

日本のボクサーって、ちょっといかれてるというかな。ほんとにそうなのか、そういうイメージをつくられてきたのか、知らないけど。ちょっと、この人を見習えとは言いにくいようなものがあるんじゃないかな。イメージ的に・・

たこさんとか、ガッツさんとか、スポーツ選手で引退してから、笑われるコメディアンになれるのは、ボクサーくらいなんじゃないの。笑わせるんじゃなくて・・まあ、笑われるのも、難しいけどね。

野球選手でも、パンチとか、内藤とか、広瀬とか、選手時代に面白くても、やっぱり駄目だもんな。加藤博一ですら。新庄も、アデランスのコマーシャルくらいでしか見かけないし。

バトミントンの陣内さんなんかは、テレビの前でよく笑顔がつくれるというか、テレビ慣れしてるというか、キャスターやっても、すごいですね。それでいて、昔、強盗が家にはいってきて、おっぱらったりしたんじゃなかったかな。

赤絵アナも、○時代のニュースくればよかったんだよな。渡○アナに怒られるだろうけど。まあ、好みではないけど、それなりの美貌もあるし、しっかりした感じがしますね。まあ、本当の中身までは知らないけどね。

小宮さんも、突っ込めなかったとかいってたけど、田原総一さんの後はきついというか、あの人の後釜になれるような人って、ちょっといないんじゃないかな・・へんにつっこんでも、逆に、つっこまれて恥かいても、笑いでごまかすわけにはいかないしね・・。

古断ちさんなんか、久米色を一掃して自分の色で染め直してすごいけど、どっかで久米宏さんのニュースも、見たいという気にさせられますね。あの人の色も独特というか、消しても消しても色が浮き上がってきてしまうようなところがある。

知的でシャープなんだけど、へんに明るいというか、いいかげんそうに見えて、職人的で細かいこだわりを持ってるというか。番組の音楽も、何回も変ってたし・・また、つぶしの久米に戻っちゃった??というか、やっぱり、久米さんは、硬派なものに光を射すのがお似合いなんだろうね。ニュースステーションのあとは、燃え尽きて、やる気なかったとまではいわないけど・・

MATUIは、すごいことを平然とやるというか、一試合12アンダーって、野球にたとえれば、ピッチャーが完全試合やって、自分でホームラン打って、1対0で勝つみたいな感じじゃないか。くらいのもんじゃないかね。

それも、18歳のガキなんていうと怒られるだろうけど、まあ、こういうのが当たり前になってきちゃうと、ほかのゴルファーはきついだろうね。30歳くらいで、じじい扱いされたり・・丸山なんか、まだ生きてたの?なんて子供からいわれたり(笑)

きよしさんも、たまに家で寝てると、自分の子供が友達つれてきて、「ほら、たけしが寝てる」なんて珍しがってたらしい。

楠田さんは、バス停で立ってたら、後ろで、男か女かって賭けてるひそひそ話が聞こえてきて、いたたまれなくなって、その場を去ったらしい。

亮くんも、イチローなんかよりも、孤高な人生が待ってるというか・・ちょっと、人生の想像がつかないというのかね。やっぱり、ジャンボ軍団に入った方がいいかもな(笑)丸山なんかは、出ちゃったのかな。

まあ、これも、好き勝手に書いてるだけなわけでね。勝間さんがしゃべってるほどの価値はないんでね。いわれなくても、わかってるだろうけど。時間が来ると、ついつい書いてしまうというのかな。条件反射に近くなってるな。

ダイヤモンドユカイさんも、いつもこのインターバルで、飯島直子がどうたらとか出てくるけどね。そんなに、知らない人ですね。

勝間さんも、対談で「駄目だこりゃ」とか面と向かっていったらしいけど、ああいういきのいい熟女に、そういうこといわれたら本望じゃないか。なんで謝るのかなって思うね。

またこんなこというと、人格が疑われちゃうねえ・・。もう、とっくに疑われてるよ、なんて倉持にいわれたことを思い出した。20年位前の古い話が、急に頭に、ぽんぽん浮かんできたりして、どういう頭なんだろうね。

比企理恵も、みかけなくなったと思ったら、そういう事情があったわけですね。昔、若い連中と飲みにいって、一人の女の子が比企理恵に似てて、「似てるね」っていったら、誰も比企理恵知らなくて、隣の男に「なんで、ここにいるんだよ」なんて嘆かれたこともあったな。

長所をみろというが、課長が、そのでかい頭に脳みそいっぱいつまってんだろうねえ、なんて感心したようにいってくれたこともあったな。そういわれても、ぜんぜんうれしくなかったけど・・

こういう個人的な話は、つまんないと思いますよ。まあ、場当たりというか、自己満足だけでもないと信じたいけどね。書くそのときによって、気分が違うことは確か。正直、書く気するときもあるし、しないときもあるけど、書き出すと、なにか出てくるというかな。

いいたいことはあるんだけどね。偶然なんだか、まったく関係ない本3冊に3回、いっちゃいけないっていう同じフレーズが出てて、これはサインだと思ってね。ほめたくても、ほめられないこともある。

ブラウン監督も、「偏屈ばばあ」なんていったのをテレビに隠し撮りされてたらしいけど、やっぱり、ああいう立場の人は、大変だろうね。

石場さんも、大臣になったら、急にいわなくなったねえ、なんて田原さんに言われてたけどね。

昔、アパートの傍で猫がおしっこしてくさいって、父親に話したら、塀に電気が通る仕掛けをつくってやろうかって、いわれ、「大家のじいさんが、間違ってさわって、死んじゃったら、まずいから、いいや」なんて笑ってたけど、そういうジョーダンすら言えないんだろうね。

○○さんも、いうこときかないと、○○○かなとか、つぶやいてたらしいけどね。

これまで、われながらそんなにブレてはいないと思うけどね。若でも、貴でも、どっちでもいいというか。まあ、二人とも、好青年なんだろうけどね。なにかの因果で、いろいろ摩擦がでてくるというか。

職場では、いやな人でも、旅行なんか行くと、急にいい人間になっちゃう人とかもいたしね。

やっぱり、若貴は、おとうさんが立派な人だったから、いろいろ比較できるんだろうし、そういう目でいまのいろんな現象をみちゃうんだろうね。あまり比較に執着するのも、まずいだろうけど。やっぱり、なんかおかしいとか、自然に、そういう目でみたりできることもあると思うよ。

司馬さんも、いってるけど、相撲界には、昔の軍隊的なものが残ってるというか、実際に確認したわけじゃないけど、なんとなくわかりますね。

ウッズだったか覚えてないけど、まったく関係ないところで、違う映像持ってきて出してくるとか、その意味がわかった(笑)司馬さんも、マスコミで取り上げてる一部の映像だけみても、事実じゃないとかいってたけどね。


コラムニスト●
…………………………………………………………………
森田益郎

連載コラム144 from 台湾

鳩山首相に対する海外メディアの評価が
下がりまくっている。

当選直後は「新しい風が吹く」ともてはやされ
「日本国民も期待を寄せている」
「54年ぶりの政権交代」
だと、大々的に取り上げられていた。

アジア各国は「日本が盛り返すかも」と
かなり期待していたに違いない。

しかし、期待されるような変化は起こらず
自民党政権時代と変わらぬ政治が続いており
海外メディアも「鳩山政権の危機」とまで
報じるようになったのである。

重要なことには触れぬ政府
色々言われている民主党であるが
確かに変化はあった。

税金をもっと大切に使うべきと
内閣府は事業仕分け (行政刷新会議)を
した。

蓮舫らの追及にタジタジになるお偉いさんの
姿がテレビで連日放送され、
スカッとした国民も多かっただろう。

確かに、必要ないことに税金を使わなくするのは
とても意味があることだ。

しかし、彼らが削っているのは「ほんの一部」。
癌には触っていない状態なのである。

やはり一番大事なところには触れない
触れられないのが政府なのであろう。

結局みんな自民党
新政権発足当時から指摘していたメディアも
多かったが、
結局みんな自民党出身者なのである。

党が違っても、所詮は同じところの出。
「ことなかれ主義」は変わらない。

今、鳩山首相や小沢代表らに見切りをつけ
民主党から離れていく若手議員が出ているが
それは自分の選挙でのイメージを守るため。

自民党を離れ民主党を作った彼らと
何ら変わりはないのである。

普天間基地移転問題 
鳩山首相、そして政権が一番ナメてたのが
この普天間基地移転問題であろう。

おそらく
「ちょちょっと話して、好条件つければ何とかなる」
くらいに思っていたのではないだろうか。

しかし、彼らの怒りの年数は長く
政府の出す甘すぎる案をことごとく撥ね付けた。

アメリカもイライラがつのり
鳩山政権の無能力ぶりにあきれ果てている状態。

挙句の果てにグアムに海軍が移転するらしいという
デマまで流される始末。

選挙までには片付けたい問題であろうが
おそらく何一つ解決しないままであろう。

子供手当て問題
子供手当ての大きな問題は
以前もこのコラムで書かせて頂いたが、

海外メディアも
「何で、日本政府はこんな法案を通したのか」
と首をかしげている。

国の税金はその国のために使うもの。
国民の暮らしのため、将来のために使うもの。

これは基本中の基本である。

それなのに、将来日本に戻り働き
税金を納めるであろう海外在住日本人には
子供手当てを払わず

日本語も話せない、日本に行ったこともない、
将来も日本に行くこともない、
よって日本のために税金を払うこともないであろう
在日外国人の海外に住む子供たちには
手当てを出すという。

日本国民が在日外国人に対して
嫌悪感を抱くのを目的としているのか。

どこにこんな国があるだろうか。
そんな風にも言われているのである。

今後、日本では選挙に向け新しい党が次々と登場するだろう。
日本のことを本当考えてくれる政府は
果たして今後登場してくれるのだろうか。


▼写真は、とても無意味な神戸空港です。












コラムニスト●プロフィール
…………………………………
岩城 えり(いわき えり)
1971年12月東京生
オーストラリアで学生時代を過ごし
アラブ首長国連邦・シンガポールで就職
結婚し帰国したものの夫の転勤のためすぐに渡米
2005年12月より台湾在住

連載コラム262 from 北海道●素敵なコラム

野坂昭如さんのコラムが好きだ。
某全国紙に掲載されるコラムのことだけど、野坂さんの文にいつも
グッとくる。
野坂さんは、体調を崩されてから、奥さまの手を借りて口述筆記で
原稿を仕上げるとのこと。
以前「徹子の部屋」に、野坂さんの奥さまが出演された時に、そん
なことを言っていた。
友人と話していた時に、ふと野坂さんのコラムの話になった。
この友人は、私と同じ新聞を購読している。
「うまいよねぇ~、あのコラムは凄い!」と友人は絶賛した。
コラムを読んで、野坂さんのファンになったという友人と二人で、
この話題ですっかり盛り上がった。
読んで、グッとくる文章には、魂を感じる。
それを言霊の力という人もいるけれど、そんな魂の力が働いている
ように思えてならない。
するすると紡いだ文章であっても、そこにこめるかこめないかで
は、伝える力も違ってくるのだろう。
もちろん、プロの作家としての野坂さんの力量も当然のこと。
でも、それだけではないのだろう、きっと。

学生の頃は、佐藤愛子さんのエッセイをよく読んだ。
面白い話、びっくりする話に交えて、激怒した話も多い佐藤愛子さ
んのエッセイは、読んでいてとても清々しい。
歯に衣着せぬ物言いに、思わず読んでいるこちらも、「そうそう」
と相槌を打ってしまう。
佐藤愛子さんのエッセイを読むと、元気になる。
力が漲り、俄然ファイトが湧く。
もう、大ファンだ。
エッセイなら佐藤愛子に限ると、この頃の私は、愛子さんの本がと
にかく好きだった。

高校生の時、偶然にも演劇部に入部したのがきっかけで、よく戯曲
を読むようになったが、その当時の顧問の先生が、新劇派だったこ
とと、勉強会という名目で、たびたび芝居や映画に部員のみんなを
連れて行ってくれたので、私の読書の幅もこの時から一気に広がっ
たように思う。
それまで見たこともない芝居に、とても魅了された。
芝居を見た後で、脚本まで購入して、場面を思い出しながらセリフ
を目で追うが、これが酷く苦戦する。
元来、言葉遊びのキャッチボールばかりが続く新劇の芝居は、そん
なに解りやすいものではない。
意味不明のセリフのオンパレードなのだから。
でも、それでも芝居の中で問いたいこと、訴えたいことはやんわり
と伝わってきた。
つかこうへいさんの「蒲田行進曲」の映画をみんなで観に行ったの
も、ちょうどこの頃。
「蒲田行進曲」は、見事な素晴らしい映画だった。
展開が早くて、ドキドキして、直球で、何よりくさいのがとてもい
いのです。
それからは、つかさんの本を買いあさった。
蒲田行進曲は当然のこと、他の戯曲やエッセイもたくさん読んだ。
読んで、時々笑い、時々わからなくて無言になることもあった。
でも、大好きだった。
知らない世界に触れているだけで、解らなくても楽しくて夢中だっ
たからだ。

最近、野坂さんのコラムと同じく、地方紙のコラムを読むのが楽し
みでもある。
私が住む地域の地方紙に、地域住民のコラムが掲載されているからだ。
彼らは日替わりに、身近で楽しい話題を書くことが多い。
小さな地元新聞なので、執筆家の方々はみな素人だ。
私と同じく、書く楽しみが高じてコラムを掲載されている人もいる
し、何か別な趣味や職業が高じて、綴っている人もいる。
何れにしても、この地域ではどの新聞よりも一番好まれて、購読者
も多い。
地域に密着した記事が多く、読者からの投稿、俳句や短歌、詩や川
柳の掲載欄の扱いを眺めると、この地域重視の目線が、地元住民か
ら愛される由縁なのだろうと思った。
その地方紙のコラムに、グッとくる文を書く人がいる。
ひとりは、整形外科病院のお医者さま。
ひとりは、安平町という小さな町に在住の男性。
そして、もうひとりは、自然保護区のレンジャーをされている女性
である。
それぞれに、個性のある文章は、どれも味があり、心に染みてくる。
特に、レンジャーをされてる女性、篠原さんという方のコラムを読
むのが、いつも楽しみだ。
静かで、温かく、言葉の一つひとつが、コトリと音を立てて心に落
ちてくる。
読む人の心に、明かりを灯す、そんな感じだ。

心に染みる文章は、読んだ後も、心に留まる。
私の記憶の引き出しに、しっかりとインプットされるからだ。
そんな文章を、自分も書けたらと思う。
なんて、言ったら愛子さんに檄を飛ばされるだろうか。
「しっかりしなさい。ぼやく暇があったら励みなさい。邁進のみ」と。


コラムニスト●プロフィール
……………………………………
赤松亜美(あかまつあみ)
北海道在住

2010年5月1日土曜日

連載コラム155 from 東京

まあ、やめても、書いても、どっちでもいいというか、また、これも、つねに最後のつもりで書いてるというかな。

こんなことばかりいってると、黒田さんに怒られちゃうかな。とっくに必要ないって(笑)

あくまで、一意見に過ぎないんで、あまり大げさにとらえないでほしいですね。どうしても同じような話になっちゃうしね。だから、ほんといやだと思ったら、どうしても嫌だから、やめてくれとか、メールくだされば、ちゃんと意見は聞きますしね。(ahonikki@mail.goo.ne.jp)

亀田のお父さんも、また、いろいろやらかしたようだけど、あれは、完璧に負けてる試合だったからね。なにも言えないというか、本当に亀田が勝ってるように見える人が半分いて、ああいうことやってるなら、いろいろ弁護してくれる人も出てくるだろうけどね。

こんなこというと、また怒られるだろうけど、ああいう人って、けっこう、部下とか弟子の面倒見がよかったりすることもあるんじゃないかな。夜青龍なんかも、そうだろうけど。親分肌っていうのかな。まあ、そういうタイプは、環境によっては、お金に汚くなったりすることもあるかもしれないけど。

失礼にもいろんな世界があるというか、初期の宮崎学の本にも、そういう人間模様が描かれて面白かったけどね。土方とか職人の世界とか、仕事中は、罵声飛ばしあってて、はじめての人とか、けんかやってるみたいで、びっくりしちゃう面がある。そういう世界では、現場の人間が監督をこきつかってやるみたいな雰囲気がある(笑)だから、若い現場監督なんかは、びっくりしてやめちゃったりする。

だけど、仕事が終ったら、けろっとしてて、みんなで酒を飲みに行ったりするもんですね。

これは人から聞いた話だけど、ある出版社なんかも、原稿締め切りが近づいてくると、雰囲気が殺気立ってきて、言葉のやりとりが荒くなってくる。その雰囲気に、若い女の子なんかは、いるだけで、泣いてしまうらしいけどね。

前にも書いたけど、安部譲二も、車で走ってて、向こうから来た車が、あいさつしないで過ぎていくと、頭にきて追っかけていったとかいってたけどね。こういう感覚が残ってる人の書いたもののほうが、僕は好きですけどね。好みは、いろいろあるだろうけど。やっぱり、ものの見方が、違ってくるというか。

宮崎さんと、安部さんの共通の師が、万年東一という人らしい。この人は、ヤクザなんだけど、金に淡白で、しょっちゅう人におごったり、くれたりするというか、子供の頃、儒教で鍛えられたらしい。

稲盛さんも、自分の会社の幹部と暴走族とけんかさせたり、逃げてきたら俺が後ろから機関銃で撃ったるなんて脅してる。

誰かさんの20代の前半から中盤は、いってることとやってることが、むちゃくちゃだったね。ちょっと話せないようなこともある(笑)若い頃は、判断力も中途半端だし、我も強いから・・

その中でも、許可をもらって話せることを話すと、誰かさんが30代になってからの話だけど、アルバイト先で、ある社員の人がいて、くせが強い人で、ほかのアルバイトの人にも受けが悪かった。改造車なんかで出勤してくる人だったけど。その人も、一度、いやで会社やめたんだけど、また戻ってきたりして、そうなると、余計に気がくさってくる部分があるからね。だから、つねに、イライラしてたんだと思うけど。

それで、その人が、「おまえ年食いすぎなんだよ」とか言ってきて、冗談とかで言ってるんじゃないらしいんだな(笑)なにせ、会っていきなりだったから、びっくりしたらしいけどね。ただ、ほかのアルバイトのメンバーから、わるい噂は聞いてたらしい。

それで、熱くなっていろいろあったみたいだけど。それで、その社員の人も納得してくれたというか、まわりでやりとりを聞いてた社員も、理解してくれたみたいで、コーヒーを出してくださったりしたようだ。

それからは、その社員も優しくなったというか、変ったし、うるさいくらい気をつかって話しかけてくるようになったって(笑)同じく派手にけんかした加○さんの会社なんかも、加○さんが、別の会社に転職しても、そこから注文が来たりしてるらしい。もちろん、そういう縁が続くのは、社長の力ということで感謝してた。「仕事とってきてくださいよおお」くらいのことが、冗談で言えそうな人らしい。

まあ、僕が、こういうのも説得力ないけど、筋が通ってれば、身分を越えてわかってもらえるというか、逆に情が深まったりするというのかな。そういうところもあると思うけど。特に男同士なら・・そういう生生しい感情をぶつけ合わないと、なに考えてるかわからない面もあるというか、逆に不信感持ち合ったりすることもあるわけだから。

怒りでも、美しい怒りというかな。そういうものも、見てきたというか、あるように思いますけどね。損得を超えて純粋だったり・・

駒田と津田も、一塁ベース上でもめてたし、ぶっ殺すとかいってたみたい。

僕みたいなのがいうのもおかしいけど、やさしさも、機械化してくるというのかな・・。だから、こういうことをやってくれるのがやさしくて、やってくれないのが、やさしくないとか、その表面だけみて安心したり、悲しんだりするようなところがあるんじゃないかな。行為だけを見て、そう思ってしまう面があると思いますね。だから、人によっては、そういうツボだけつかんで、演技がうまくなって・・っていうのもあると思いますね。

あゆとしては、わりと、いろんな優しさを見させてもらってきたというか、だから、細かいからね(笑)

だけど、日本の映画には、あまりないけど、欧米の映画なんかに多いのは、そういう人間には、宇宙の法則的なからくりが働くというかな。

ヴァンサンカッセルが、ギャング役をやってたけど、悪役が似合うというか、あれも、いろいろ、みるべきものはありますね。

エンロンという映画を見ると、やっぱり、盛者必衰の原理というか、やはり国が変っても、みるべきポイントは変らない。東洋的な目で、組織の内部を見てる人がいるというか。城山さん的な・・。しかも、東洋人にはないシャープさがある。あの監督の作品は、また見たいという気にさせられる。

むしろ、日本に、ああいうジャーナリズムや見方が、なくなってきたというか。知識が多いとか、ものを知ってることがすごいということに、偏りすぎてるというか、頭がシャープっていうと、どうしても、そういう方にいっちゃってるような気がする。哲学がなくて、知識だけになると、背骨のない軟体動物的な見方しかできないんじゃないかな。

医学でもなんでも、新しい病気が次々出てくるわけで、昔教わった知識の範囲では、判断できないことも出てくるんじゃないかな。変っていかないと・・

水上勉さんのようなものがあればいいですね。頭はシャープではないけど、愚直で求道的でやさしい観察力があるというかな。

スリーパーズにも、子供たちが、路上でホットドックを売ってるリヤカーを盗んで、あの頃の俺たちは、ホットドック屋のおやじの苦労がわからなかったなんて、後悔してる場面が出る。

僕がこんなこというのも、それだけど、人生というのは、忍耐というのかな。やっぱり、筋が通らない面も多い。お釈迦様のいってる通りだと思いますね。まあ、僕は、怒りを抑圧するんじゃなくて溶かすような方法も、学んできましたね。やっと、つかめてきたというか。抑圧だと爆発するし、感覚を鈍らせることで怒らないようにしても、広い視野でものが見えなくなってくる。まあ、こういうのは、問題意識を持ってないと、わかりにくい話だろうけど。

べつに指導されるのとか、頭を下げるのが嫌いというんじゃないし、役者さんとか、監督に怒られながら、演技とかして、そういうことされてみたいなとか、空想することもありますね。もちろん、僕に役者の素質はないけど。あくまでたとえというか・・

イチローでも、松井でも、大試合にも強くて、普通の試合も淡々と、調子を落とさずにやるっていうのは、やっぱり、宗教的なものもあるんじゃないかな・・

いま、こんなこというのも、おかしいけど、いま野球で一番みたいのは、野村監督と城島が同じチームでやってる試合ですね。野村さんも、とにかく腹の中をぜんぶさらせといってたし・・


コラムニスト●
…………………………………………………………………
森田益郎

連載コラム143 from 台湾

4月21日、日経ビジネスONLINEで日教組トップ
へのインタビュー記事が掲載された。

日教組、いわゆる日本教職員組合は、
国内最大の公立小中学校教職員などによる
労働組合である。

アンタッチャブルのような存在であるが
決して無視してはならない存在である。

なぜならば、彼らが我々日本の将来を担う
子供たちへ多大なる影響を与えるからである。

今回は、日経ビジネスONLINEに掲載された
日教組トップインタビュー記事で感じた疑問点を
挙げていきたい。

ゆとり教育
今年から、完全に廃止されたゆとり教育。
授業の量が増え、内容的に改善されたとされるが、
脱ゆとり教育のきっかけとなったのは、
2003年にOECDが行った15歳対象の学習到達度調査
PISAの結果、日本の学力が低下してるとの結果が出た
からだとトップは説明。

ただし、この調査が必ずしも正しく能力を測るものでは
ないとも説明している。

個人的には、日本のほかの国の学力が上がったと
見られるのではないかと感じている。

得にアジアの国は「目指せポスト日本」を掲げ
教師だけでなく親が強い意識を持ち
子供の教育に望んでいる。

日教組トップは教師不足を嘆いていたが、
授業料を増やせば、子供の能力が上がるというのは
正しくないと感じる。

親の意識改革をしなければ、子供の教育環境や
能力は、いつまでたっても現状から抜け出せないだろう。

愛国心あっての教育
インタビューで一番恐ろしいと感じたことは、

「愛国心を強制するなって言いたいですね」
「なんで日本だけを愛さなきゃいけないの。
今はグローバルな時代だって」

と日教祖のトップが答えたことである。

これにはあきれ果ててしまった。

愛国心なくして日本の教育など語れるはずなど
ないのではないか。

どこの国に、「自分の国を愛せ」といわない学校が
あるのだろうか。

アジア各国では幼稚園の頃から国の祝日には
国旗を持たせ、国歌を歌わせるものである。

物心つく頃から愛国心を持たせるのは、
その国の教育者として当然のことではないだろうか。

グロバールであることと、国を愛さないことは
全く別のレベルの話である。

自分の国を愛すること、その国の一員であるという
誇りを持つこと。

それが教育者として一番先に教えることなのでは
ないだろうか。

モンスターペアレンツを生んだのは誰
今、モンスターペアレンツが大きな話題を呼んでいる。

理不尽なことを言って学校の協調性を乱す
教師が恐れる保護者のことを指す。

筆者が小学生だったのは四半世紀以上前のことだが
教師に逆らう親など、皆無に等しかった。

教師に子供がぶたれても仕方ないと思ったものだ。

教師を尊敬し、教師に逆らったり、悪口など言う
そんな親などいなかったものである。

モンスターペアレンツが増えた原因は、
小子化になり過保護になったからだとされる。
しかし、昔も一人っ子はおり過保護な親もいた。

モンスターペアレンツを増やしたのは
「国旗を掲げる掲げない」でもめだした教師たちの
統一性のない姿勢が原因なのではないだろうか。

昔は、日教組だの北教祖だの、教師の組合事情など
我々一般人は知らないことであった。

しかし、それが露になり、ふしだらな教師のニュースが
メディアを騒がすようになり。
結果、教師が見下される状況を作ったのではないだろうか。

日本の教育を正す、第一歩は
ずばり愛国心を取り戻すことだと強調したい。

ほかの国は、愛国心を掲げた教育をしているからこそ
ぐんぐんと成績を伸ばしているのだから。

日本の教育退化を、今こそ止めるべきではないだろうか。

▼写真は、台北の原宿といわれる西門にある
日本統治時代からのレトロな建物です。
















コラムニスト●プロフィール
…………………………………
岩城 えり(いわき えり)
1971年12月東京生
オーストラリアで学生時代を過ごし
アラブ首長国連邦・シンガポールで就職
結婚し帰国したものの夫の転勤のためすぐに渡米
2005年12月より台湾在住

連載コラム261 from 北海道●読書日和

私は、流行りものが苦手である。
実は、記念日もあまり好きではない。
○○記念日なるものが、当たり前に多いことに鬱陶しいと思う人間だ。
それだからか、世の中の流行にも、おいそれと同調して尻を振って
飛びつけない。
これは、ある意味で世間様に非協力的であるから、面目ない気持ち
はあるものの、やっぱり冷めている。
不景気こそ流行は必要、売れまくるものが必要なのも解っているつ
もりだが、でもねぇ、ブームで長い長蛇の列をテレビで見てしまっ
た時の私は、すっかり嫌なヤツに染まっている。
最近、眉間の縦皺が気になり出した。
夫は、「テレビに吠えてばっかりいるからじゃ」と私を罵る。
確かに一理ある。
私の不満はテレビや世の中に注がれてばかり。
ニュースに怒り、政治に怒り、そんでもって、チャンネルを切り替
えたところで、しょうもない番組にまたもや激怒。
あーあ、心穏やかに暮らしてみたいもんです。
なんて、言ってみただけで、本人にそんな気はないのだな、たぶん。
だけど、例えば流行り物が好きなんて、日本人の特徴を表している
なぁとも思うのだ。
そして、案外こんな単純で明快な行動が、日本を元気にさせること
も、ちゃんと気づいている。
だからね、流行ることに否定はしません。
きっとね、流行が好きな人は、自分もいま飛びつかなければ、損を
してしまうような気になるのでしょう。
で、その結果、飛びついてみたものの、飛びついた物が正体不明な
んてことにも、あまり気にしない。
人間の行動学からすれば、多いにあるんだろうけど、飛びついた物
を知らなくても、後で理解するのはまだましで、別にそこまでの深
みは求めていないなんて話を聞かされると、私の心はちょっと複雑かな。

最近、村上春樹さんの「1Q84 BOOK3」の発売にちな
んだニュースで、ある若者がテレビに出ていた。
彼は村上春樹を知りません。
「どんな人だと思いますか?」と質問された彼は、「まだ若いん
じゃない? 30ちょっととか」と言っていた。
でも、1Q84は既に購入済み。
で、もって、自分の仲間にも勧めちゃっている。
普段はもっぱらマンガを読むことが多いらしいけど、1Q84に
関しては別とのことだった。
驚いたのは、ヒップホップを部屋でガンガン掛けて、そんな環境で
本を読んでいること。
複数の物事を同時に進行させる能力に長けているのか、そうではな
くただのスタイルなのか、何れにしても私には不可能な技だ。
「ふうん」とちょっと不思議な気持ちだった。
それにしても、BOOK3の発売にちなんで、本の中で紹介された
音楽や料理まで注目されているのだから、さすがにベストセラーは違う。
某全国紙の書評では、BOOK3でこれまで書かれていなかったこ
とが、事細かに描写されていることを絶賛していた。
希望的観測を最後に盛り込んだことで、これまでの村上春樹とは違
う作品とのことだった。
なんだか、売れすぎて下手なことは言えない気持ちだ。
だけど、1Q84については、私の周りでは賛否両論。
私の周りでは、BOOK1と2を読んで、性描写のどぎつさに驚い
たとか、登場する宗教に関して疑問に思う声も聞かれたり、またとにかく
1Q84は購入してみたものの、実はまだ読んでいない人もいる。
さまざまである。
そんな私は、もうちょっと後になってから、この本は読んでもいい
かなと、少し冷めた気持ちだ。
村上春樹さんの本は、「ノルウェイの森」をずっと昔に読んだ。
主人公が飛行機に乗るシーン、ビートルズの曲が頭の中で響くシー
ンから物語りは始まっていたけれど、もう20年以上も前に読んだ
本を、まだちゃんと記憶しているのだから、印象深かったことは間
違いない。
ただ、文体の美しさに圧倒されながらも、登場人物の孤独、寂しさ
を感じる作品だった。
だから、「ノルウェイの森」を読み終わった私は、どこかやりきれ
なさを感じていた。
私は、あれ以降、村上春樹の本を読んでいない。

私はどちらかというと強い本が好きだ。
物語で、登場する人物の心の弱さを感じても、何かを克服していく
ストーリーが好き。
モヤモヤ感が拭えないまま、終わってしまう本には、ストレスを感
じてしまう。
だけれども、そういう本は意外に多かったりするわけで、だから好
みの作家に出会うと読みあさる。
そこに、世間一般の流行りはない。
自分流の、マイブームだけである。
プラス、人から勧められる本を読むことも多い。
本好きな人は、決まって感動した本を薦めてくれることが多いからだ。
「本はリアルさが大事」と言い切る知人から、桜木紫乃さんの「凍
原」を借りた。
どの場面も描写が素晴らしくて、どんどん先を読みたくなる本だった。
桜木紫乃さんは、北海道の作家さんである。
まだ若くて、その才能の凄さに驚かされる。
終戦時の混乱の樺太、留萌、札幌、そして現在の釧路、小樽。
一つの殺人事件に、過去のパズルが正確な描写とともに埋まってい
くシーンは圧巻だった。
桜木さんの他の本も読んでみたくなった。
だから、本を借りたお礼に、今度は私が何か貸すことにした。
宮本輝さんの「骸骨ビルの庭」、佐々木譲さんの「廃墟に乞う」、
北の作家書き下ろしアンソロジー「宴」。
その中に、奥田英朗さんの「オリンピックの身代金」も入れて渡した。
私の周りでは、奥田さんの本を読む人は少ない。
最新刊の「無理」でも良かったけれど、奥田さんの熱烈なファンで
ある私にとっては、ここは慎重に運ぶべきなんて思ってしまったのだ。
本は出会いが大切。
初めて読む作家さんの本で、感動がなければ、次の作品はきっと読
むことはない。
そんなものだ。
それなのに、私は「重松清が好き」という友人に、「空中ブラン
コ」と「インザプール」をセットで貸したことがある。
彼女は複雑な顔で、私に読んだ本を返してよこした。
無念である。
「本はリアルさが大事」と言った知人は、「オリンピックの身代
金」が一番面白かったと言っていた。
凄くて感動したと少々興奮気味だった。
「でしょ? そうなんだよね」と、私はちゃっかり自慢顔。
この知人には、これからも奥田さんの本を貸そうと思った。
ところで、こんな知人もいます。
ロシア文学やギリシャ神話、昔はシェークスピアを好んで読んだと
いう知人です。
彼女に何か本を貸してと言われた時に、とても悩んだ。
好みは難解な厚みのある本だと言う。
でも、ホラーは苦手らしい。
悩んだ挙げ句、京極夏彦さんの「巷説百物語シリーズ」を貸すことに。
当時、私は京極さんの本にどっぷり填っていて、随分集めていた。
ホラーは苦手という知人に、どうかなぁという気持ちはあったもの
の、意外にも反応は良かった。
凄く面白かったというのです。
又市のファンになったと、もう興奮気味だった。
素直に嬉しい気持ちだった。
でも、京極さんが書く本は化け物本が主流。
そういう傾向を薄めた推理物シリーズもあるけれど、「のぞきの小
平次」なんぞはピカイチ、恐くて、眠れなくなる。
そんな私も、最近人に勧められて故・藤原伊織さんの「テロリスト
のパラソル」を読んだ。
なんという素晴らしさ、惚れ惚れします。
「テロリストのパラソル」は、今更ながら私が解説することもない
けれど、この本が乱歩賞と直木賞をW受賞したのも納得してし
まう。
登場人物はどれも魅力的で、会話も描写も見事で、次々と読み進み
たくなり、目が離せなくなる。
そんな藤原さんは、大の酒好きで、ギャンブル好きだったという。
藤原伊織さんの本は少ないけれど、全部読んでみよう、そんな気持
ちになった。
近頃、ハードボイルド物には疎遠だったけれど、大沢在昌さんの本
を思い出した。
作品としては違うけど、大沢さんの本が好きな私は、「新宿鮫シ
リーズ」を思い出してしまった。

今は、平野敬一郎さんの「どーん」を途中まで。
手強さに、少々撃沈されてます。
そして、京極さんの「数えずの井戸」。
怪談でお馴染みの皿屋敷の京極版です。
私の読書日和は続きます。


コラムニスト●プロフィール
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赤松亜美(あかまつあみ)
北海道在住