2010年2月2日火曜日

連載コラム149 from 東京

小林さんが亡くなって、例の事件はなんだったのかと未だにわからないね。江川さんが、どうしても巨人に入りたいというんで、ドラフトに参加しないで、巨人もドラフトをボイコットしたりして出席しなかった。それで、阪神が江川を引いたんだけど、空くじみたいなもんで、巨人の小林とトレードならいいという変な話になった。

それでへんな入り方をして、江川が投げる日は、巨人のバッターも打たないというイメージがあったね。しばらくは・・

なんでもない外野フライに打ちとっても、柴田が落としてエラーで足を引っ張ったりしてた。柴田は目をこすったりして、必死にわざと落としたんじゃないってことをアピールしてたけな。

小林は、奥さんも男らしさに負けましたなんていってたね。勝谷さんも、思い入れのある選手だったと。江川と初対決したときは、挑発するように左のバッターボックスに立ったりして。うちの父親が、「ああいうことしちゃいかんな」と言ってたのを思い出したよ。

江川さんはあまり思い出したくないのかもね。正直、これもなに書いていいかわからなくなってきたからね。アノ人も読んでるかも、この人も読んでるかも、と考えると、どうしようもなくなってくるね。

大学生連中も、僕を呼べば監督より面白い話をしてあげるのに・・「アノ、その、ああ、うう」とかって額に汗しながら(笑)さんまが喜んでくれたら、一石二鳥だな。

○○が出ることで、何千という仕事がなくなる可能性がある。僕が○○かどうか知らないけど。悪魔の化身かしれないし、わからないよ。ほんとのところ自分でも・・

これは二軍向けといったら怒られるけど、スター向けというか、どうしたっていえないような本音もあるわけでね。せいぜい、本音の2,3割くらいしか言えないよ。

お笑いの人も、キリンとか、家帰れば、みのがどうとか、志村がどうとか、裏の顔というか、愚痴というか、笑いにもならないような本音を言ってるんだろうね。ミキティも、庄治からそんな話ばかり聞かされてるんじゃない?

本音の殿堂という番組があるけど、見たことはない。テレビ欄に、浅香が「あたし浮気したいの」なんて書いてあったときも見なかったね。年取ったというか・・

それは冗談だけど、早見優なんか、昔のアイドルの頃よりいい感じ・・

まあ、紳屋が、挨拶しに来なかった若手を脅したらしいけど、僕も、そういうところあるかもな(笑)あれは僕への見せしめだったのかなんて勘ぐったりするね。東京43には悪いことした。

もちろん、僕だって知り合いと面と向かえば、たいてい挨拶するけど、気づかずに挨拶しないで文句言われたこともあるね。帰ってから、電話かかってきて得意先に呼び出されたり・・

とびうおが、若手にいちいち挨拶なんてされたら面倒くさいから来るなといってたけど、それに近い感覚もあるね。

うちの家族同士だって、あらためて挨拶とかしたことないんじゃないかな。だから、そんななっちゃったんだといわれたら、それまでだけど。

まあ、あくまで一挨拶観と思って欲しいけど、あまり親しくないもの同士が会ったときほど挨拶を大事にしたほうがいいのかもな。親しき中にも礼儀ありだっけ?

朝紫龍も、年上に「よお、昇平」なんていってた。

また、イチローが若手に挨拶に行くというのも若手からすれば感動するだろうし。

鍵山社長が、むこうから僕に挨拶に来たのにも驚いたけどね。当時は、僕がこんなの書くとは知らなかったろうし、将来のためという打算は微塵もなかったと思うよ。稲盛さんにしてもビデオを送ってくれたり・・ゼロから大企業を立ち上げた苦労人ほど、格付けを超越してるというか、実は打算が少ないのかもな。

昔、ガソリンスタンドで10人くらい店員が並んでて、車で入ると、一斉に膝のあたりまで頭を下げて迎えてくれるようなのがあって、そういう目にあうと二度と入る気なくす(笑)シャイっていうのもあるんだろう。

ただ、聖書にも出てくるけど、そういうものをあまり喜ぶようになっても、まずいようなんだな。楽しい、嬉しいという感覚でも、あまりこういう喜びを体になじませちゃいけないというものもある。もっとも、あの世がなければ、どんなものでもOK。

たけしも、廊下で長さんとすれ違って、ろくに目も見ず、「適当にやってます」って頭かいてすばやく去っていった。長さんは、彼らしいとほほえましく称えてるけど、そういうのがわからない人は、失礼と思うかもしれないね。

昔の高円寺の定食屋みたいに、おばちゃんが客にろくに気を使わずにテレビ見てたりしてるなんていうのも、僕はいい。

前に書いたと思うけど、大村益次郎なども、「お寒うございます」なんて挨拶されると、冬は寒いに決まっとるなんて、つっけんどんに返したらしい。

そのエピソードを松下幸之助が読んだみたいで、こういうのは、おかしいといってるね(笑)商人がこんな態度に出たら、大変なことになる。確かに、そう挨拶されたら、素直に「寒いですね」と挨拶返せばいいと思うけどな。そうしないと相手も不快になるだろう。だけど、気分的には大村の気持ちも、わかるわけ。

花王の丸田さんだって若い頃は、ろくに挨拶もしないで、目つきが悪いと苛められた。それでうさ晴らしに一人でクラシックコンサートばかりいって、魂が熱くなるのを感じ、また仕事をする気になったらしいけど。いまどき憂さ晴らしに一人でクラシックコンサートに行く若者などいないだろう。丸田さんが社長になったときは、社員同士ろくに挨拶もしない社風ができあがったみたいね。

小沢征爾さん、指揮者やってるけど、演奏してる人って、ほとんど指揮者みてないと古館さんも指摘してた。

でも、ああやって顔がくしゃくしゃになったり、体をよじらせたりするような動きが出てこないとダメなんじゃないかな。

高橋信次が「小沢にはワーグナーがついてる」って。

クラシックが体に浸透してくるような体質作りというのかな。クラシックの性質って、そういうものだと思うよ。犬も、オルゴールの音を聴いて、くんくん泣き出したりするけどね。

僕は、実際にクラシック音楽を自らすすんで聞きにいったことはないけど、クラシック聞いて顔がくしゃくしゃくしゃってなってくる感覚は、ちょっとわかるわけ。こんなクラシック観は、専門家に怒られるだろうけど。上品な世界を下品にする天才だから(笑)

松井も、クラシック聞くらしいけど、なにが好きかと問われて曲名を答えられなかった。それでいいと思うね。顔がくしゃくしゃになりさえすれば。

小沢さんみるたびに、酒屋のオヤジを思い出す。その酒屋の子と幼馴染で、その子の家に遊びに行くと、昼間から酔が切れて苛立ってる小沢のオヤジが、「子供は外で遊べ!」なんて息子に蹴りを入れてきた。幼馴染が大きくなるにつれ、逆に暴力振るわれてたな。もう、亡くなったけど。

顔が似てても、性格が違うということもあるということがいいたかったわけ(笑)

僕らのちょっと前から、若い人は、ノリのいい曲で高揚するというか、元気が出てくる。ディスコで踊ったり・・そういう人は、なんでクラシックなんかで元気になるんだってわからないだろうし、すましてるというか、クラシック趣味なんて聞くだけで「この野郎」なんて思う人もいるかもしれない。

それでいいと思うね。トルストイも言ってるけど、高尚なクラシックだって浸りすぎたら麻薬みたいなものなわけ。

どうしても、そっち行きたがるな。この野郎なんて、自分の頭を、がつんとやってる。これくらいのパフォーマンスで許してくれるかねえ。

こう見えて、セリーヌディオンには、うるさいから。LOVE DOSNT ASK WHYなんていう誰も知らないだろう曲が好きだったね。これは○○さんのテーマ曲だなんて溝○と話してたな(笑)詩はわかんないけど、メロディーが悲しい雄たけびを上げてるような。○○は、パワーもあって明るく振舞ってるんだけど、どこか悲しみがつきまとうというか。

昔、ある男と話したときは、ほんと何も隠さず、こういうこといっちゃいけないとか一切ない会話で隠しごとなく話したことがあったけどな。

それでも段々、会話がかみ合わなくなっていくというか、シモネタひとつとっても、こっちは罠の話の方が面白くなってくる。だけど向こうは罠など絶対ないと取り合わない。

「じゃあ、アンタが接触した車が、たまたまヤクザだったのはなんだ?」なんていって、「そんなの偶然だ」って言うわけ。まあ、読者も何をいってるのかわからないと思うけど(笑)奴がヤクザみたいな奴の車と接触して金を巻き上げられる数日前に、ちょっと悪いことしてたわけ。

そのうち、「そんなくだらないこと言いに、いちいち電話してくんな!」なんて切れたりして、疎遠になっちゃったけどな。わけわかんないだろうけど。

なんでこんなことやってるのか、意味わかんない?バカだと、森永次郎さんあたり思ってるんだろう?

だけど、僕からすれば、これ書いてるほうが、世間話してるより楽なわけ(笑)ほんとなら、こういう世間話ができればいいんだけど。

欲をいえば、カンヌとかの作品のメッセージの類とか、それ以上のものをかなりの割で話していたいというか。こうなると傲慢にみえて嫌われるんだけど、あと戻りできないんだね。

書き続けることで、数十人にでも影響を与えられたらベストだけど、最悪自分だけでも変わろうじゃないかと(笑)

小栗さんは、荻原が買ってた。若い頃の自分を思い出すって・・

貴乃花も、50歳くらいになるといいんだろうね。ああいうタイプっていまどき珍しいな。求道的というか。ほんとは、こんなところで軽々しくいうのは、どうかと思うけど。

菊いけも、人間性がいいというか、雄星という名前もいいね。芝草宇宙には負けるけど。まあ、大久保が小久保に負けるのが、プロの世界だから・・

「つぐない」の女の子も、大きくなったね。速いというか・・ばいやぎら君は、太ったかな。

千原兄も、素質がある。

桜井は、度胸がいい。

僕など、あけっぴろげというか、二年前の下半身の露出写真がでたっていいと思ってるんでね。

まあ、そんなのないけど・・

おいなりさん、とっちゃったから・・  

嘘だけど・・

中野アナも嘘ついたとかで虐げられてるんだろ?

それだったら、みんなうそつきじゃないの?結婚式では、一生同じ人を愛し続けると誓ってるじゃない。ああいうのを大々的に放映するテレビは、なんなのかと思うね。キリストは、誓いを立てるなっていってるけどね(笑)

梨花さんも、目がとろけそうだった。

山田洋次監督も、世の中どっかおかしい。疑ってかかることが大事だといってたね。ああいうことをいう人少なくなったでしょ?監督は、ちょっとしか言わない。ああいう類のことを機関銃トークみたいに言う人がいたけどね。社会学者とか・・

人間不信になれという意味じゃないんだな。ただ、人間は野蛮でもあるんだな。そのままでは・・

鍵山社長も、「ああ、あの人、変わったね、っていわれるようにならなきゃいけない。私みたいに、あの人変わってるね、と言われるようじゃおしまい」などとジョークを放つ。

中田宏さんも、若い頃から、詩人を囲むジイサン、バアサンの集まりに顔を出したりして、変わってるねえ(笑)


コラムニスト●
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森田益郎

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